2025年6月30日 放送回感想|第11話 最終回
とうとうドラマ『あなたを奪ったその日から』の最終回・第11話が放送されました。
美海が本当の父・旭(あさひ)のもとに戻ったことで、生きる希望を失った紘海。母と娘、離れてもなお想い合う親子の物語は、どんな結末を迎えたのでしょうか。
- 母と娘、離れていても想い合う感動のラストとは
- 父・朝日の想いが込められた「スーパーの名前」に注目
- 最終回はハッピーエンド?それともバッドエンド?
※ネタバレ、広告を含みます。
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離れていても想い合う母と娘の結末は?
美海(萌子)が結城家に引き取られて1ヶ月。少しずつ新しい家族にも心を開いているように見えました。
それでも、彼女の願いは「お母さんに会いたい」「お母さんを逮捕しないでほしい」というもの。
10年間、自分を愛し育ててくれた紘海への想いは、簡単には消えませんでした。
世間から見れば、誘拐犯とされる紘海。しかし、美海にとっては、毎日お弁当を作ってくれた優しい「お母さん」でした。夜の公園で一緒に遊んだ時間、愛された記憶。
紘海の愛情は、決して偽りではなかったのです。
紘海自身も、実の娘を亡くした悲しみの中で、美海と出会い、生きる希望を取り戻していたのでしょう。
美海との再会は姥捨。母のぬくもりに涙
ある日、美海の部屋に「お母さんに会いたい」と書かれた置き手紙が残されていました。
それを見た朝日はすぐに紘海のアパートへ向かいますが、美海の姿はありません。以前「姥捨に行ってみたい」と話していたことを思い出した紘海は、朝日と共に姥捨へ向かいます。
1ヶ月ぶりに再会した母と娘。紘海は何も言わず、美海を力強く抱きしめました。
言葉はなくても、その抱擁から深い愛情が伝わってきます。
それを見た朝日は複雑な心境だったはずです。「10年という年月は戻らない。あなたは私を許せるか」と紘海に問います。
紘海は静かに「今はすべてを受け入れています」と答え、美海には「私のように恨んで自分を見失ってほしくない」と語り、自首する決意を固めました。
母との別れ。最後まで娘を想い続けた紘海
別れ際、美海は「また会えるよね?また会っていいよね」と尋ねますが、紘海は首を縦に振ることはありませんでした。
「あなたなら大丈夫。お母さんは知ってるよ。優しくて、いい子。初めて会ったときから可愛くて、愛おしくて……だから盗んでしまった」と、紘海は心からの言葉を伝えます。
一度は美海にひどいことを言ってしまった紘海。その後悔を胸に、最後には娘を想う本音をしっかりと伝えました。
「美海と呼んで」と繰り返す娘に、優しい声で「美海」と呼び続け、最後には「美海、大好き」と伝えます。
美海はその言葉に涙を流し、紘海にしがみついて泣きました。
それを見た朝日も、「親としての責任を果たす。子どもが幸せな環境で育つように」と語り、紘海に娘を引き離すことの難しさを伝えるのでした。
父の想いは「スーパーの名前」に込められていた
朝日は過去に食品事故を起こした後、自らスーパーを立ち上げました。その名は「スーパー・スイッチバック」。
この名前には大きな意味が込められていました。
「スイッチバック」とは、鉄道が方向を変えながらジグザグに進む仕組みのこと。
電車好きだった娘・萌子(美海)との思い出から、この名をつけたのです。
10年間、娘が生きていると信じ続け、想いをスーパーの名に託した朝日。
それを知った紘海も、朝日の深い愛情に気づきます。
ハッピーエンド? バッドエンド? 衝撃のラストとは
最終話はハッピーエンドで幕を閉じました。
紘海と美海は、再び一緒に暮らす姿が描かれます。
手料理を用意する紘海、「ただいま!」と笑顔で帰ってくる美海。何気ない日常が、何よりも尊い幸せとして描かれました。
部屋には、亡くなった実の娘の写真が飾られており、紘海がようやく現実と向き合えたことも伝わってきます。
カレンダーには「お父さんと会う日」の文字。
娘を想う父と母、それぞれが過ちを受け入れ、娘にとっての最良の未来を選んだ結末でした。
まとめ|深くて切ない「母性」と「家族愛」の物語
『あなたを奪ったその日から』は、実の父と、血のつながらない“母”が、一人の娘を想い抜いた感動の物語でした。
法を犯してまで愛した娘の母親を、あなたは許せるでしょうか?
10年の空白を経て戻ってきた娘を、また手放せるでしょうか?
私は母として、この物語を観て「当たり前の毎日」をより大切に思うようになりました。子どもが「ただいま」と帰ってくる。それがどれほどの幸せかを、このドラマは教えてくれました。
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